知っとっけ?ブログ 「甘美な死骸」ぃっ!何じゃそりゃ?シュルレアリスムって
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「甘美な死骸」ぃっ!何じゃそりゃ?シュルレアリスムって

京王井の頭線渋谷駅の改札を出ると右手に巨大な壁画、日本を代表する芸術家岡本太郎氏の代表作「明日の神話」が圧倒的な存在感を放っています。この作品1054年ビキニ環礁で行われた水爆実験で第五福竜丸が被爆した事件を原点とし、まさに原爆の炸裂する瞬間を描いたもので1968年に制作が開始されました。その後長きにわたり行方不明だったものの、2003年に発見、紆余曲折を経て2008年にこの場所に設置されました。「明日の神話」というタイトルが象徴しているように、決して悲劇と破壊のみが描かれているのではなく、人間の誇りや希望といったポジティブなメッセージも込められているそうです。

岡本太郎「明日の神話」
岡本太郎「明日の神話」 / hazuijunpei


岡本太郎氏は今年で生誕100周年。各地で展覧会が実施されたり、その波乱に満ちた生涯がドラマ化されたりと、氏への再評価と話題は尽きることがありません。「私ほど芸術の似合わない人間はいない」と自負している私は、かつて岡本太郎氏と言えば、大阪の万博公園にそびえる「太陽の塔」そして、「芸術は爆発だ!」という名言、そして風変わりなキャラクターくらいの知識しか持ち合わせていませんでした。氏をメディアで見ていた時期、私はまだ小学生でしたので無理はありません。しかしながら、大人となって氏の稀有な才能の一端を垣間見るたびに、ただただ「偉大な芸術家」としか形容のしようがありません。
素人目ですが、岡本太郎氏の作品は、抽象的でどこか「ぶっ飛んでいる」印象があります。これは潜在意識の中に氏のキャラクターが刷り込まれているせいもありますが、謎めいていて、不思議で、やっぱり「ぶっ飛んでいる」という表現が最も相応しいと感じます。そんな岡本太郎氏は第二次大戦前の10年間を抽象絵画とシュルレアリスム真っ盛りのフランスで過ごしています。ピカソ、ダリ、ミロ…こんなものしか思い浮かびませんが、岡本太郎氏の作風にも多大な影響を及ぼしていたと思われます。





そこで、今回は

シュルレアリスムについて


考えてみました。
というわけで、シュルレアリスム展に行ってきました。
国立新美術館に行くのは初めて…と言いますか私が美術館に行くなど、妻のおかげとしか言いようがありません。乃木坂の駅を降り、階段を昇ると波打つようなガラス張りの建物、黒川紀章さんが設計したそうですが、とにかく立派な建物でした。この日は、近くにある六本木ミッドタウンのビルの上の方が見えなくなえるほどの悪天候だったのが残念でした。

そもそもシュルレアリスムとは、20世紀に発生した前衛芸術の形態、思想、運動のことです。よく「シュールだね」などという会話も交わされますが、これはシュルレアリスムの意のようです。「超現実ぅぅ」、私は正直この言葉の意味があまり分かっていませんでした。(苦笑)

受付でもらった入門ポケットガイドによると、シュルレアリスムとは、1924年、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表したのをきっかけに世界中に広まった、夢や無意識の世界に新しい美と真実を求める芸術運動で、シュルレアリスムの画家たちは、常識や理性にとらわれない純粋な美、現実を突き詰めた"超"現実を描き出すためにいろいろな方法を考え出しました。この運動は40年以上も続き、今もその影響を随所に見て取ることができます。


ふむふむ。シュルレアリスムは、芸術運動だったのね。じゃあどんな内容の運動だったのだろう。


またまた入門ポケットガイドによると…

(1)自動記述(オートマティスム)
ただ描くこと。描いていると途中で何を描いているのか分からなくなる。それが「意識と無意識の狭間」。シュルレアリストたちが求めていた状態。

これが意識と言うか、常識を超えたすなわち「ぶっ飛んだ」作品を生み出す原点なのですね。

(2)甘美な死骸~甘美な 死骸は 新しい ワインを 飲むだろう~
何人かで一緒にひとつの作品を作るシュルレアリストの遊び。紙を折りたたんで他の人が何を描いたのか分からないようにして頭なら頭、胸なら胸を順番に描いていきます。全員が描き終わって紙を広げてみると…誰も一人では考え付かないような不思議な絵が完成します。

そりゃ、「ぶっ飛んだ人」の英知を結集すれば、さらにぶっ飛びますわな。「甘美な死骸」というネーミングが興味深いです。

(3)コラージュ
新聞や雑誌、古い版画を切り貼りして新しいイメージの画像を作ってしまうこと。思いがけない組み合わせがとってもきれいだったりします。画と写真が共存しているような絵も沢山ありましたね。

(4)フロッタージュ
こすること。コインや木の床の上に紙を乗せてこすると面白い模様が浮かび上がります。これを絵に使い始めたのもシュルレアリストたちなのです。

へぇ~、常識に囚われないというよりは敢えて常識を逸脱しようとしていますね。今度それが常識になるとまた常識を破る思想が生まれるのですね。

(5)グラッタージュ
ひっかくこと。フロッタージュを油彩画で応用するときの方法。いくつかの絵の具を重ねて塗り、まだ乾かない状態でデコボコの素材の上にあててパレットナイフで絵の具を削り取ると模様が浮かび上がります。

ふむふむ。油彩画のフロッタージュってやつね。


(6)レディメイド
直訳では「既製品」。大量生産品などを選んで持ってきて本来の意味や使い方から切り離し、署名やタイトルをつけることによって物を別のモノに見せてしまうという概念性の高い芸術です。

何じゃ?という感じですが…常識に囚われてはいけません。

(7)オブジェ
シュルレアリスムのオブジェには、物と言葉の組み合わせや展示によって新しい文脈を作り出すという側面があります。シュルレアリストにとっては様々なものを「オブジェ化」してきました。

何だか、簡単なのだか、難しいのか分からなくなってきました。しかしながらシュルレアリストたちの様々な新しい試みと葛藤が見て取れるようです。


芸術に関わる人は個性的な人が多いと聞きます。私たちが感じる個性というのは、彼らの創造力、創作意欲、喜び、憤りなどの大きなエネルギーがこぼれて飛び出したほんの一部分なのかも知れません。絵を見ても説明を聞いても、調べても、少なくとも私の常識、私の感覚とは別のすなわち「ねじれの位置」にある世界で起こっている出来事のように感じました。ですから、良く知らない人が芸術に関してうんちくを述べるよりも、批評家や評論家的な視点を排除して、素直な心で、素直に感じるような見方をするのが良いのでは?と感じました。

シュルレアリスム展、ざっと170作品、芸術家の創作のエネルギーをクタクタになるほど感じて帰ってきました。
美術館なんかも、これからちょくちょく行ってみたいですね。




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