知っとっけ?ブログ 初めてのミュージカルの楽しみ方~ア・ソング・フォー・ユー~
FC2ブログ

初めてのミュージカルの楽しみ方~ア・ソング・フォー・ユー~

asongforyou.jpg

芸術とは無縁の人間


子どもの習い事と聞けば、スイミングや野球、サッカーなどと言った「スポーツもの」、ピアノ、バイオリン、絵画などと言った「芸術もの」、そして算盤や習字と言った「お勉強もの」に大きく分けられると思います。多くの人が少なからずそういった習い事を経験しているのではないかと思います。
それらが物になるかどうかは別として、それらの習い事を通じて多くのことを学び子どもは成長していきます。

「習い事」は、親御さんの期待度の表れだという見方もできると思います。私は二人兄弟でしたが、二歳上の姉は最初の子どもだったこともあり、ピアノに習字に英語に算盤にと習い事に忙しくしていたことが思い出されます。
姉はそれだけ両親の期待を背負っていたということが伺えます。
一方、二番目でしかも末っ子だった私は、長男ではありましたが、本家ではありませんでしたので、それほど「期待」というプレッシャーのない環境で伸び伸びと育てられました。ですので、自分からやりたいと申し出た少年野球以外は、特に大きな習い事はしていませんでした。
ですので、学芸会の合唱で伴奏を務める女子生徒や、算数の計算テストで「エアー算盤」で答えをはじき出す隣の人に対し、純粋な気持ちで「すごい」と尊敬の眼差しを送っていたものです。


江戸東京たてもの園5 / nakimusi


こうして一人の野球少年は、そのまま大人になったわけです。自分自身の歩みに決して後悔はありませんが、多少たりとも芸術系の素養は身に付けておきたかったという思いはあります。
「人間、始めるのに遅いということはない」という格言もありますが、私は独身時代、妻とのデートで何と背伸びをしてオーケストラのコンサートに行った際に居眠りをこいてしまうという失態を犯したことがあります。そもそも、こういったセンスがないのかな、とも思うこともありました。

そんな私が、初めてミュージカルを鑑賞することになったのです。

12月15日 ア・ソング・フォー・ユー 於:新国立劇場


IMG_7296.jpg

初台の駅を降りると、迎えてくれたのはオペラシティの吹き抜けに聳える大きなクリスマスツリーでした。

IMG_7268.jpg

初のミュージカル鑑賞となったのは、新国立劇場の中ホールにて上演されたア・ソング・フォー・ユーです。
ア・ソング・フォー・ユーは公式サイトによると下記のようなストーリーです。

1970年代、東京・福生。横田基地から飛び立つ飛行機の爆音轟くこの町には多くのライブハウスが林立し、音楽好きな若者が集まってきていた。

とあるライブハウスで1人ロックバンドとしてステージに立つ征司はカーペンターズシンガーとして人気のSHOKOと出会う。
優しく愛を歌うカーペンターズの音楽に反発しながらもSHOKOに惹かれていく征司。
一方、SHOKOはかつての恋人・国枝にレコードデビューをもちかけられ悩んでいた・・・。

征司とSHOKOの不器用な愛と、彼らを取り巻く人々の姿を、珠玉のカーペンターズ・メロディとともに描くオリジナルミュージカル。


IMG_7282.jpg

設定は1974年、舞台はベトナム戦争真っただ中の横田基地の近くにあるライブハウス。本国のみならず日本国内でも「ラブ&ピース」が叫ばれる中で、戦地に赴く兵士たちに愛されたのがカーペンターズの繊細で優しいメロディだったのです。
それは、社会への怒りを表現するハードロックでもない、ラブ&ピースを夢想するわけでもない、日常に普通に存在している愛や夢、つまりベトナムに送られる兵士が最も渇望しているものがカーペンターズのメロディに込められていたのではないかと思えます。

征司を演じたのは、ハイテンションなスポーツキャスターとして有名な、川平慈英さん、SHOKOを演じたのは宝塚のトップスターだった春野寿美礼さん。劇中での音楽は全てカーペンターズのナンバーです。
ミュージカルは全くの初心者でしたが、2時間とても面白く見させてもらいました。

私なりのミュージカルの楽しみ方


私の中でミュージカルと聞けば、歌と踊りです。取りあえず「踊ってしまえ」というアメリカ的な何とも楽天的な芸術のイメージを持っていましたが実際に観てみるとそれが間違いだったことに気付かされました。

まず、役者さんの迫力に圧倒されます。キャストを見れば川平さん、春野さんも超一流ですが、他の役者さんも百戦錬磨の人ばかり、声量、動きのキレ全てが異次元です。
プロスポーツなどを観戦した時に、その体の大きさとスピードに驚かされますがその感動とよく似ています。

映画評や書評などを読むと「○○は××のオマージュだ」「△△は□□の影響を強く受けていることが見て取れる」という言説が多数見られますが、これは知識としては大切かも知れませんが時に評論家の知識の深さを見せびらかしているように思えることもあります。元来、作品の理解を深め、より面白くするはずの評論家の見解が、逆に作品をつまらなくしてしまうこともあるのです。


Broadway at night 2 / 2sirius


ミュージカルについてもそれは同じことで、初めてのドラマを見るように、初めての映画を見るように先入観なく臨んだ方が面白いのではないかと思います。それが心に染み入った時に、リピートしたり、役者さんのファンになったりすればそれだけ興味も膨らみますし、ミュージカルへの探求心も生まれてくるのではないかと思います。

私も、「オレがミュージカルなんて…」と思っていましたが、身構えせずに行った方が楽しめるのはないかと思いました。
ミュージカルは、劇団四季の「ライオンキング」など超ロングラン作品もありますので、機会があったら挑戦してみたいと思っています。

----------------

受付では、他の作品のチラシも沢山もらえましたが、最近テレビで見なくなったなと思った役者さんの多くが舞台で活躍しているのが分かりました。
役者さんの活躍の場はテレビだけではないことが分かったと同時に、案外テレビカメラの向こうにあるスタジオという世界よりも、生の観客を目の前にした舞台の方が役者さんの演技にも力が入るのかな、と思いつつ会場を後にしたのでした。





-----------------------------------------------------------------

カラーコンサルタントRosa 公式サイト オープンしました。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。


よろしければクリックお願いします。励みになります。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ



関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

アクセスカウンター

プロフィール

すぎば~

Author:すぎば~
【知っとっけ?ブログ管理人】
東京都在住・現在40歳
詳しくはこちらをご覧ください。

カテゴリ
最新記事
バックナンバー

全ての記事を表示する

Facebook
Amazon.co.jp
楽天市場 Rakuten Ichiba
RSSリンクの表示
検索フォーム