知っとっけ?ブログ 初めての落語の楽しみ方~rakugo オルタナティブ vol.12「うそばなし」~
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初めての落語の楽しみ方~rakugo オルタナティブ vol.12「うそばなし」~

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一流に触れること、一流を知ること


何事においても、「一流に触れること、一流を知ること」によって学べることは大きいと思います。一流の技に触れ、「ああ凄い」と感じること、「ああなりたい」夢見ること、「少しでも近付きたい」と決意すること、加えて「叶わないや」と諦めることでさえ、「一流に触れた、一流を知ったこと」の十分な成果だと思います。
私にとって、一流に触れる機会はこれまでは年に数回のプロ野球観戦だったと思います。プロ野球は投手と打者の駆け引きやベンチワークなどはテレビで観戦した方が遥かに楽しめますが、日本国内に25万人とも言われる野球人口の頂点に立つプロ野球選手のプレイの凄さは、やはり球場でないと味わえません。
これでも学生時代は野球に明け暮れた人間ですので、プロのレベルで通用する選手がどれほどのものかは理解しているつもりです。それでも球場に足を運べば、異次元のスピード、異次元の技、そして計算しつくされた守備陣形などを観ては毎回驚かされています。

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もちろん、これから私がどんなに頑張ったところでプロ野球の世界に手が届くわけではありませんが、並々ならぬ才能に、並々ならぬ努力を積み重ねた選手たちの一挙手一投足に、「俺も頑張らねば」という勇気と力を貰うことができるのです。

昭和最後の名横綱である千代の富士関(現:九重親方)が現役時代に、「プロとは何か?」という問いに「プロとは言い訳をしないこと」と答えた有名なエピソードがありますが、この「言い訳をしない」という一言に、一流の厳しさと精神態度が集約されていると思えてなりません。

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私自身の人生を振り返ると、こういった機会がことさらスポーツ分野に集中しており、芸術と言った類のものは、食わず嫌いといいますが、何となく敬遠してきたように思えます。
しかしながら、「人生何かを始めるのに遅すぎることはない」という格言を信じ、昨年末には、初めてミュージカル、川平慈英さん、春野寿美礼さん主演のア・ソング・フォー・ユーを観劇し、これまでにない感動を経験することができました。
もちろん私は超初心者で、素人中の素人です。芸術に関して語れるレベルではありませんし、ましては薀蓄を垂れるなど滅相もありませんが、ただ純粋に感動し、楽しめる土壌はできたのかな?と我ながら思っています。
そこで、今回は「落語」を初めて生で観てきました。


2012.01.14 rakugo オルタナティブ vol.12 「うそばなし」 於:草月ホール


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落語と言えば、日本の古典芸能。私の中ではせいぜい笑点くらいでしかその世界観に触れることはなく、浅草に足を運んだ際も「浅草演芸ホール」は何だかハードルが高いような気がしていました。

その点rakugo オルタナティブは、「コアファンからビギナーまでが誰でも楽しめる、従来の発想にとらわれない落語会」をコンセプトとしているので私のような初心者でもとっかかりやすいかな、という思いもありました。
今回はその12回目で、「うそ」が重要なキーワードになっている古典の数々を集めた落語アンソロジーです。

草月ホールは、このシリーズで会場として使用されていますが、寄席ではなく500名強を収容できる通常のホールです。ですので、普段着姿で来場し普通に席に座って落語を楽しむことができました。


夜の部 演目

開口一番   立川らく兵さん
「徳ちゃん」 桃月庵白酒師匠
「付き馬」  桃月庵白酒師匠

中入り

「犬の災難」 宅間孝行さん
「紙入れ」  古今亭菊之丞師匠
「品川心中」 古今亭菊之丞師匠
トーク



落語と言えば、語り継がれてきた「お題」を噺家がそれぞれの技術で持って表現していくのが一般的です。ですので必然的に大衆芸能が栄えた江戸時代の話題が多くなります。ですが、不思議なもので噺家の方の表現力によって時代劇でした見たことのないような江戸の光景が目に浮かんできます。


噺家の方たちの驚くべくき表現力


落語の心得のある人にとっては当たり前のことですが、落語の舞台は、高座に座布団以外は何も置かれていません。映画やドラマ、舞台のようなセットに頼ることなく噺家の話術、表情、ジェスチャーのみによって全てを描写していきます。
たった一人の噺家の話術によって多くの登場人物が個性を持ち、情景が目の前に広がってくるのです。そして所々に笑いを挟み、至る所に「落ち」への伏線が張られ、最後になった「ああなるほど!」という唸りと共に笑いが込み上げてくるのです。


rakugo house / torisan3500


中入り後に初の落語初舞台を踏んだ俳優の宅間孝行さんは、落語をするに当たってタレントの柴田理恵さんに「落語はごまかしが利かないよ!」と脅されたそうです。それもそのはず、役者さんは話術以外の要素含めての演技ですが、噺家は話術とゼスチャーだけでしか勝負はできません。
実際に、落語家の方で役者さんとして、タレントとして活躍されている方が多くおられますがこれだけの話術と人の心をつかむ技術があれば当然のように思えます。


落語を通じて学ぶ「伝える力」


落語について偉そうに言える身分ではありませんが、3時間あまり、飽きることなく楽しむことができました。笑いと言っても、品のあると言いますが、網のように張り巡らされている伏線に気付いた「知的な笑い」っていうのはとても気持ちのいいものです。機会あれば今度は寄席で観劇したいと思います。

世の中を生きていく上で最も大切で、しかも悩ましいことは「人間関係」です。その中で埋もれることなく自身を生かしていくうえで欠かせないのが「伝える力」だと思います。自分の思いを的確に伝え、しかも人の心を掴む表現力のカギは落語の噺家の方の技にあるのではないかと感じました。





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