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「過去最高益」、あんまり燥ぐともっと厳しい冬が来る


近年はその勢いに陰りが見えるものの、アベノミクスは一定の成果を出していると思えます。企業の業績は改善し、雇用状況も一時と比べると随分と好転しているように思えます。もちろん突っ込みどころは満載ですし、万人を満足させる景気対策などできるはずもありません。近年の景気回復を実感できるのはまだまだ一部の大企業にとどまり、中小企業は依然厳しい経営環境に置かれていることがほとんどですし、雇用状況も非正規社員の問題など、政治が到底「弱者の見方」にはほど遠いところにいるのも事実です。いずれにせよ、2020年の東京オリンピックなどの特需があれば別ですが、日本は、人口減少時代が本格的となった昨今、このままでは徐々に国力は低下していくというのが避けられない未来であり、それを阻止する方策や、現実に訪れた際の準備を進めなければならない時代に差し掛かっています。ですから、ちょっと良くなった、ちょっと悪くなったで騒いでいる暇はないのです。

さて、このご時世にあっても、業績を伸ばしている元気な企業がある一方で、ちょっと前に「過去最高益」と鼻息を荒くしていた企業が非常に厳しい経営状態にある話も少なからず聞かれます。少し前なら2009年の日本綜合地所、昨年の第一中央汽船など少し前に勢いづいていた企業の倒産劇が挙げられます。

Office wallpaper
Office wallpaper / dan taylor


創業以来、常に増収増益を続けている企業であれば毎年が「過去最高益」ですから、それ自体に大きな意味はありません。それ自体が会社の至上命題であり、当たり前のように受け入れられているからです。成長し続けられる会社は、勢いのある時に問題を解決し、「もしも」のときの傷を最小限に抑え、成長を志向します。「いい時にこそ膿を出せる」ことが企業成長の大きな要因であると考えられます。

しかし、多くの企業は良い時もあり、悪い時もあります。それは、いくらシステムが整おうと企業経営が「人」によって行われる限り、成功もすれば失敗もする、ミスもすれば運やタイミングも業績大きく左右するのが世の常です。
大事なのは、「過去最高益を記録したあとに何をしたか」ということなのではないでしょうか。

プロ野球のストーブリーグで専ら話題となる「補強」など会社がしてくれるわけでもなく、お金がない、人がいないなど「ないない状態」で、かつ最高でも現有勢力での戦いを強いられる中、業績を出し続けるのは並大抵のことではありません。こうした環境で働けば、根性だけでなく問題解決能力など様々なスキルが身に付き成長できることは間違いありません。しかし、「心頭滅却すれば火もまた涼し」的な精神論だけではいずれ崩壊します。そもそも、こうした「無理」は短期間ならば効果があるかも知れませんが、永続的に続けることなど到底不可能なのです。

こうした社員たちの努力が実った結果の「過去最高益」であった場合、経営陣がまずやらなければならないのは、正当なる評価と労働環境の整備です。「過去最高益」の原動力となった「無理」にメスを入れ、待遇なり人員なりで補って、その勢いを持続させる…成長企業にあるように、勢いがある時に問題を解決することが求められるのです。

しかしながら、「過去最高益」の陰に隠れた社員の苦労は経営陣には見えているでしょうか。無論、会社の方向性にいち社員が口を挟むことなどできませんが、「過去最高益」に燥ぐあまりにその内実に目を背け、「新規事業だ!」と鼻息を荒くしてしまうところに落とし穴があります。もし、「過去最高益」を出すために生じた「無理」が幾ばくも改善されていないならば、同じように「過去最高益」を出すだけのハッスルが期待できるとは限らないのです。

経済学者の誰一人として経済予測を当てられないのと同様に、経営判断は非常に難しいものです。社員にとって攻め時、守り時の判断は経営陣に委ねるほかなく、その責任を背負っているからこそ経営者は尊敬を集めるのです。しかしながら、その「攻め時」の判断を間違ったとき、現場に大きな負担と澱んだ空気をもたらしてしまうことは肝に銘じるべきだと思います。

様々なことを犠牲にし、業績向上に貢献した社員たちへ労いの言葉をかけたり、表彰するなどといった報いは決して悪い気はしませんが、翌日から戻った現場には何も変わっていない日常が待っていたとしたら遠からず仕事の質は低下していくことでしょう。
経営陣が「さあ攻めるぞ!」と鼻息を荒くしても、現場にはそんな力は残されていなかったなどということは良くある話です。まるで大戦末期の日本軍のように…。

現場は、こうした「報われない日々」を過ごすことによって、「分かっていても体が動かない」悪循環に陥っていくのです。冒頭に挙げた2社は少なくとも経営陣と現場の温度差が倒産の一要因となったことは確かです。
「過去最高益」は、企業にとってはこの上ない褒め言葉かもしれません。しかし、この実績への固執が倒産リスクを高める可能性があることを肝に銘じるべきなのです。






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