知っとっけ?ブログ 【過死自殺】結論を急ぐ前に…
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【過死自殺】結論を急ぐ前に…

広告代理店大手の電通の20代の女性新入社員が昨年12月に自殺した事件は、2016年9月30日に労災が認められました。つまり、女性社員は過労死であると認定されたのです。遺族弁護士の集計によれば残業時間が昨年10月は130時間、11月が99時間、にも拘わらず、「70時間を超えてはならない」という上司の指導により、10月は69.9時間、11がてゃ69.5時間と過少申告させられていたことが明らかになっています。
そして被害者女性には、あからさまなパワーハラスメントが日常的に行われていたことも報じられており、彼女がいかにして追い詰められ、命を絶つに至った過程が次第に明白となってきています。

「命まで絶たなくても…」という思いはありますが、自ら命を絶った被害者女性の苦悩や、ご遺族の心痛は察するに余りあります。謹んでお悔やみ申し上げます。


とは言え、電通と言えば、多くの人が憧れる広告代理店。芸能人や女子アナをゲットしてしまう所謂「一般の会社」の多くは電通の社員だったりして、未だにバブルの余韻を引きずった華やかな会社であるという印象を世間に与えています。その華やかの一方、業務が過酷であることは有名で、中小企業の社長の多くが自社の社訓に取り入れている電通の「鬼十訓」を見てもそのさわりを見て取ることができます。その代償と言ってな何ですが、普通のサラリーマンが逆立ちしても届かない多額の報酬を得ているのです。

電通本社ビル Dentsu Building
電通本社ビル Dentsu Building / Maxime Guilbot


はっきり言えば、電通よりも残業時間が長い会社などごまんとあります。にも拘わらず安月給だったり、割増賃金が一切支払われない所謂「サービス残業」である企業も少なくありません。
ですから、本事件でに関しては女性社員への同情と同じくらいの「それくらいなら俺も働いている」という声が聴かれていました。概ね電通の労働環境に対するバッシングがマスコミの論調ですが、それが電通の社風であると居直る人も多いのだとか…。現に、傍から見ればどう考えても「ブラック企業」である会社でも社員のモチベーションが偉く高かったり、独裁者のような経営者に忠誠を誓う社員が多かったりと、相対的な「ブラック企業」の評価が万人には当てはまらないのは厳然たる事実であり、彼らがちょっとした洗脳状態にあったとしても、それは彼らが選んだ道である以上、他人が口を挟むことではないのです。

当事件において、電通の労働環境が過酷であったり、耳を覆いたくなるようなパワハラがあったことは事実でしょう。そしてそれがために一人の将来ある若者の命が失われた事実は重く受け止めなければいけません。この事件は突発的に発生したレアケースではなく、その数百、数千もあろうかという潜在的な過労自殺予備軍が現実となった一例、つまり氷山の一角に過ぎないと解釈すべきだと思います。

しかしながら、誇りと使命感を以って働いている電通マンもたくさんいる訳で、この事件だけで「電通の全てがダメ」と断じてしまうのはあまりにも短絡的ではないでしょうか。
「自殺」という結論に達する前に、当人にできたことも、周囲にできたことも、そして社会にできることもあったはずなのです。

会社は要は営利団体。そして営利という目標に向かって走ります。それぞれの社風がありますし、当然のことながら合う合わない、向き不向きがあります。そもそもすべての会社でうまくいく人など極ごく少数で、合わない、不向きな人が決して悪いわけではないのです。中にはその不適応を努力で補おうとする人もいますが、努力では如何ともしがたいこともあるのは残酷ですが事実なのです。

被害女性と同じ環境でもやっていける人もいる、残念ながら彼女のように死を選ぶ人もいる。この差は実力ではなく、合う合わない、向き不向きの次元でなのではないでしょうか。
「合わないのなら辞めればいい」これは組織の論理です。合わなければ見切りをつける勇気も必要ですし、周囲も再チャレンジを後押しする空気づくりが必要だったとも思います。そして異変が出ていたであろう被害女性の心の叫びを聞いてくれる人が周囲に居なかったことが残念でなりません。無論憶測の域を出ませんが、当事件の最大の要因は、肝心なときに被害女性を「一人にしてしまった」ことに尽きるのではないでしょうか。

「働き方改革」が叫ばれる昨今、生産性の向上と労働時間の削減は喫緊の課題です。労働生産性が欧州くらいの水準になれば、同じ成果でも労働時間は3割削減されると言われています。これが実現すれば家族ぐるみで子育てに取り組めますし、購買意欲も向上することでしょう。今や会議さえも、わざわざ一堂に会さなくても地球の裏側でさえもリアルタイムに行える時代、ITを駆使することで働き方は変えられるはずなのです。

今回の事件は、将来ある若者が命を絶つという痛ましい結果となりましたが、単なる犯人捜しではなく、日本全体が「働き方」について考える機会とすることで彼女の死を以って訴えようとした覚悟に報いるべきではないのでしょうか。









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