知っとっけ?ブログ 「変化」も「改革」も口癖になったら意味がなくなると思う

「変化」も「改革」も口癖になったら意味がなくなると思う



新年度の始まりからはや1ヵ月。真新しいスーツを身に纏ったフレッシュマンの人たちは、天と地がひっくり返るようなカルチャーショックを受けながら目まぐるしい4月を送ったに違いありません。それは、あっと言う間であり、また一生分の長さも感じるようなえも言われぬ貴重な1ヵ月だったと思います。

でも、就職活動中や入社段階とはイメージの違った一面も垣間見られる時期、少しの慣れと余裕、そしてかつての日常に戻ったGW期間と相まって、心と体のバランスがうまく取れなくなるいわゆる「五月病」に悩まされる人が増えてくるのもこの時期です。

入社前は付き合う前の恋人同士の関係のようなもの。被っていた化けの皮が剝げ落ち、本性剥き出しの仁義なき戦いが始まるのは後戻りができなくなった入社後のこと。多くの人はそこで腹を決めるわけですが、残念ながら合わない人がいるもの事実。しかし、合わないことは決して悪いことではなく、それが「根性なし」でなければ、新しい道を模索する方が本人のためだと思います。「合わない」と思っても腹を決めて我慢するのも、切り替えて別の道に進むのもひとつの人生。どれも正しいと思います。しかし、前者の場合は、成功したとしても「もう一つの生き方もあったかも知れない」という一縷の後悔を遺しながら生きていくことになるのです。


話が逸れました。本題に戻ります。
4月の入社式シーズンは、新聞紙上で著名な会社の代表による新入社員への訓示が紹介されます。ほぼ例外なく言われているのが、「我が社は『改革』真っただ中にいる。の激動の世の中を生き抜くためには『変化』を恐れないチャレンジ精神が必要だ」と。

Improvement
Improvement / thinkpublic


至極ごもっともな訓示ですが、会社のトップからの言葉だけに重みと説得力があります。一字一句同じ言葉でもそれが、末端の平社員の口から出たものならば誰一人として耳を傾けることはないでしょう。

しかし、この「変化」や「改革」という言葉、トップの顔ぶれは変わっていたとしても、10円前も20年前も使われていたように思えます。明確な数字を持っているわけではありませんが、統計を取ればきっと何十年もの間、このワードは使い続けられていたと思います。

となると、時代の流れを察知、または先取りし「常に変わり続ける」ことが企業の発展や生存の条件であるということもトップの言葉から読み取ることができるわけですが、どうも「変化」や「改革」が多用されているとこれらの言葉の持つ、刺激、熱量、苦痛のニュアンスさえも麻痺してくるように思えてならないのです。
まるで社是・社訓が創業の精神であるという物語性が付与されてあたかも社員全員の心に深く刻み込まれているように思われているように、きっと「変化」や「改革」という言葉も、あまりに身近な言葉に成り下がっているように思えてならないのです。

「変化だ!」「改革だ!」と怪気炎を上げていたとある経営者。十年後もその会社が存続していたとして話を聞き機会があったとしたらきっと「変化だ!」「改革だ!」と叫ぶに違いありません。

思うに、「変化」も「改革」も企業経営には必要不可欠なもので、立ち止まった時点で坂道を下し始めることは多くの事例がそれが真理であることを示しています。しかし、だからと言って念仏のようにその言葉を唱えるようになったら、きっと絵に描いた餅となってしまうことでしょう。

ゴーン体制のもとで多くの血を流しながらも復活を成し遂げた日産自動車も、経営危機を迎える直前、イチロー選手を起用したCMで「変わらなきゃ」と大々的なキャンペーンを行っていました。変わっていなかったのは発信側だったという皮肉。そして、現在、苦境に立たされている東芝のキャッチコピーがLeading Innovation、これまた皮肉な話です。

「変化」や「改革」が本来とても難しいものでると同時に、軽々しく多用されてしまうと本来の意味がなくなってしまうのではと感じた事例でした。

あんまり先輩や上司が「変化」「改革」と叫ぶならば、聞いてみるといいでしょう。「先輩はこれまでどのような変化や改革を実現てきましたか」と。勇気があればの話ですが…。これで口を噤んだり、あなたの立場が悪くなることがあればそれまでの会社なのかな…という気がします。








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